ストリーリー・セラー
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    JUGEMテーマ:読書
    物語を書くことが大好きで、その作品を一番愛してくれた人と結婚した幸せな女性。
    だが彼女は重篤な病に罹ってしまった。

    思考すればするほど寿命を削られてしまうという奇病。
    彼女だけが持つその病気。
    彼女だけのためにつけられた病名。

    それは物書きの彼女にとっては死を宣告されたも同等のもの。

    ただ何も深く思考せず、ただ日々を穏やかに暮らしていても、残りの寿命は分からない。
    『そんな生き方っ、あたしにしろってかっ!』
    恐怖と混乱と絶望の中、彼女が下した結論は、自分の物語を好きだと言ってくれた最初の読者である夫のために、最期まで物語を書き続けることだった。


    これは、「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版です。

    Side:Bは、夫の側での話。

    Side:Aをフィクションとして、その物語を書いた女性が、Side:Aと対になる物語を書かなきゃいけないかなというところから始まります。

    「さあ、今度はおれを殺せ」
    と冗談まじりに言っていたことが、笑えない冗談になってしまったというストーリー。

    話的にはよくある展開なんですが、やっぱり有川さんですよ。
    すとんと落ちるところに落としてくれる。

    めっちゃ涙が出ました。
    もう、いろんなところが自分と重なり合っちゃって・・・・・。

    で、あとがきのようなラストが気になるんですけど・・・・。
    これ、フィクションですよね?
    posted by: 黒猫 | 読書・絵本の感想 | 09:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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