いのちをいただく
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    JUGEMテーマ:読書

    何年か前、生活に困っているわけでもないのに給食費を払わない保護者がいるということが問題になりました。
    その時に、
    『お金(給食費)を払ってるんだから、いただきます、なんて言わせるな』
    と学校側に申し出た保護者がいるというニュースも流れました。

    唖然としました。

    手を合わせる。
    頂きますと言う。
    ごちそうさまと言う。

    これらのことは常識であり、食材に対する感謝、作ってくれた人に対する感謝、食べ物を育ててくれた地球の恵に対する感謝だと教えられてきましたから。

    それに疑問を持ったり、ましてや『言わせるな』とわざわざ抗議する人がいるだなんて、思いもよらないことでした。

    けれど、この作品を読んで、私も何も分かっていなかったんだなと痛感させられました。

    そう。
    私はただ、言われてきたからそのようにする。
    手を合わせることは、マナーであり習慣であったから疑問を持たなかっただけなのだと気づいたのです。

    食するということはどういうことなのか。
    他者の命を奪い、自らの命を永らえさせるとはどういうことなのか。

    この作品には命というものの残酷さと尊さが溢れています。

    『いただきます』 という言葉は、本当はとても重かったのだと心に響きました。

    絵本になってますので、小さなお子さんにもぜひ読んであげてもらいたい一冊です。

    お金を出せば大抵のものは手に入ると錯覚できる富んだ世の中。
    だからこそ、肉になる前の命を考えなければならないと改めて感じさせられました。
    posted by: 黒猫 | 読書・絵本の感想 | 07:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    めめちゃん (>_<)

    それは辛かっただろうね。
    私たちのために、一番やりたくない仕事をしてくれている方たちには、本当に頭が下がります。

    美味しく調理、残さず食べる。
    それ、すごく大事だよねぇ。
    でも、どちらも難しい時があるってことが辛い(ToT)
    (料理は修業しろっ! とか言われそう(^_^;))
    | 黒猫 | 2012/11/22 7:04 AM |
    私がお世話になってるトリマーさんの娘さんが高校の畜産科へ通っていた時に聞いた話なんだけど、飼育している鶏をしめることに耐えられず3日間高熱で伏せてその授業に出られなかったということがありました。
    でも、その授業やらないと単位が出ないため結局は泣きながらと殺。
    頭では命をいただいていると分かっていても、実際にしめる行為となると、感情に押されてしまうんだろうね。

    私もよく牛や鶏を運ぶトラックに遭遇するんだけど、信号待ちとかで目が合うとなんとも言えない気持ちになる・・・
    だからこそ、ご飯は美味しく調理し、残さずきれいにいただくのが私の『いただきます』なのかもしれないね。
    機会があったら、この本読んでみるよ。

    | めめ | 2012/11/21 8:46 AM |









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